News 小川昌男 “ogama”(ショートボード) 小川昌男 “ogama”(ロングボード)

2018-11-12 Shaper 小川”OGM"昌夫

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Writing 小川”OGM"昌夫

Hand Shape

Dick-Brewer-Surfboard-(ディック・ブリューワー サーフボード) ショートボード 小川”OGM"昌夫

ハンドシェイプの最大の長所は、何といってもボードが目の前に存在することです。

シェープルームで実物のブランクスにアウトラインを描き、実際に切り出して初めてサーフボードの大きさやフィーリングが実感できます。
ここで得られる情報の量はPCのモニターから得られるものとは比べ物になりません。

サーフボードはさまざまな曲線の組み合わせで出来上がっています。
曲線は面をつくり、面が3次元的な広がりを持つことで立体となります。
2次元の平面だったアウトラインにロッカーが加わり、デッキのカーブやレールがフォイルされることで3次元のサーフボードは完成されて行きます。
ハンドシェイプでは、この過程で2次元では認識できなかった3次元的なひずみを発見することができます。
目の前にあるボードを確認しながら、ロッカーやレールのつながり、ボリュームのバランス、エッジラインなどに細かい修正を加え、より完成度の高いサーフボードが仕上がります。
マシンシェイプのプログラムにも3Dのシミュレーションソフトが組み込まれていますが、レベルが低く、たとえ解像度の高い大型のスクリーンを使っていたとしても、モニターの中だけですぐれたサーフボードを完成させるのは不可能です。

ハンドシェイプの欠点は、再現性が無いため二度と同じボードが削れないことだと言われています。
しかし、ハンドシェイプは毎回、発見と驚きの連続で、つねに進化します。
私は過去に削ったボードと同じものをシェイプする必要に迫られたことはほとんどありません。

私はシェイプを集中し全力で行っていますが、それを魂だとかソウルだとか言った訳のわからないもので説明するつもりはまったくありません。
サーフボードを走らせているのは、まぎれもなく物理学です。
ベースとなるものはソウルではなくコンセプトです。
あなたの実際のサーフィンをイメージしながら作業を進め、アウトライン、ロッカー、ボリューム配分、コンケーブの位置や深さなど、必要とされる性能をサーフボードのフォルムの中に削りこみます。

このようにして出来上がったボードはおそらく二度と同じものをシェイプすることはできませんが、 世界に一本しか無い、あなただけの特別なサーフボードとなります。

 

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